うつ病の人が気をつけたい躁状態とは【元気がありすぎる状態が続く】

いろいろなパターンがある

診察

警告のサインに気づく

うつ病は精神医療の世界で最も使用されている診断基準において、気分障害に分類されています。気分障害というのは、落ち込んだ気分が続いたり、普通ではない気分の高揚状態が続いたりして、生活上で何らかの障害が起きているという意味です。この気分障害の中でも、うつ症状だけがあるものをうつ病性障害といい、強いうつ症状があらわれるものを大うつ病性障害といいます。また、うつ症状が軽いものの2年以上続いているものを気分変調性障害と区分しています。加えて、うつ病性障害において、躁・軽躁状態がみられず、その病相が少なくとも2種間以上続いたときに大うつ病と診断されるのが一般的です。そして、躁状態が含まれるものは、混合性のうつ病と双極性障害があります。混合性のうつは、同時期に躁状態とうつ状態があらわれるもので、双極性障害は、躁状態とうつ状態を交互に繰り返すタイプです。さらに、入院が必要なほど強い躁状態がある場合は、双極?型障害といい、軽躁であれば双極?型障害といいます。また、躁もうつも軽度の状態が2年以上続いているようなら、気分循環性障害となります。ほかにも、うつエピソードのみのタイプや躁とうつエピソードを両方持つタイプ、どちらにもあてはならない特定不能タイプもあります。これは、かなり症状の軽いうつや短期のうつ状態が繰り返される反復性短期抑うつ障害や女性特有の月経前に出現する月経前深い気分障害も含まれたタイプです。すべてにおいて診断の際には、躁エピソードがあるかどうかというのが一つのポイントです。それにより治療方針も変わるため、詳細な問診がおこなわれています。いろいろなタイプのうつ病ががある中で、躁状態と軽躁状態を含むものは、うつ状態単体で出現するよりも進行が早く、放置していると日常的な社会生活の影響がでますので、早い段階で気づくことが大切です。躁状態に気づくポイント、いわゆる警告サインとしてあらわれるのは、睡眠時間が短くなる、眠るのがもったいないと感じるなどです。加えて、人と口論になったり、会議などで理屈っぽい質問を多発したりする場合も要注意になります。また、過活動になり、突然、新たなことに興味を示すようになったり、車の運転や歩くスピードが異常なほど速まることなども挙げられます。ほかにも、乱暴になったり、性的要求の高まりや服装やメイクが派手になる場合なども注意が必要です。軽躁状態のときには、小さな齟齬や気持ちの行き違いが重なりがちです。そのあとに、うつ状態が生じることがよくあります。うつ状態は比較的早く気づきやすいです。しかし、悲しい気分ではなく、決断することができない、やる気が出ないなどが症状の中心となったうつのことが多いです。身体症状が目立つうつの場合は、躁同様に気づけないこともあります。しかし、躁状態の後に、本来は快適である活動が楽しめなくなったり、心配していなかったことを急に心配し始めるようなら注意が必要です。二つのエピソードを併せ持っている混合性のうつや双極性障害の場合は、うつ単体よりもさらに再発しやすい傾向にあります。再発を防ぐためにも、躁とうつのどちらの警告サインにも気づけるようになることが大切です。

Copyright© 2018 うつ病の人が気をつけたい躁状態とは【元気がありすぎる状態が続く】 All Rights Reserved.