うつ病の人が気をつけたい躁状態とは【元気がありすぎる状態が続く】

エビデンスに基づくものか

女医

心理教育を受ける

うつ病と診断されたものの、治療が適切かどうか疑問があるときや、もしかしたら、双極性障害ではないかと感じた時には、セカンドオピニオンを検討するかもしれません。その時、採血検査そのものを全く実施していない医療機関にかかっていたのであれば、現代の医療として倫理に反しているため、主治医を変えたほうが無難です。単極性のうつ病であっても、躁状態も含む双極性障害であっても、薬物療法を行うのであれば採血は必要です。また、初診の診察が30分以下で、その後の診察も10分以下の診察が続いているときや、双極性障害の疑いを訴えても聞き入れてもらえない場合も主治医の変更が相応しい状況になります。通常、双極性障害の疑いを訴えた場合には、活動記録表などを用いて、分析をしていきます。それを行わないのであれば、主治医を変更したほうが治療はスムーズです。もう一つの指標として、主治医に日本うつ病学会の治療ガイドラインの双極性障害に関して知っているかどうかを尋ねてみます。もし知らないということであれば、セカンドオピニオンを検討します。一方で、聞いたことはあるものの詳しくは知らないという返答であれば、ガイドラインに沿った、なるべく標準的な治療を受けてみたいという希望を伝えるのも一つの方法です。現在、エビデンスに基づいて本人の希望を容れながら、治療方針に関して話し合うというのが一般的になっています。特に、躁状態を含むうつ病というのは、診断も治療も難しいです。話し合うことを医師側から拒否されたり、エビデンスに基づかない治療が希望していないのに続くようであれば、なるべく早く見切りをつけることも大切です。躁状態とうつ状態のある双極性障害の治療は、心理教育と薬物療法の二本柱で行うのが一般的です。心理教育では、病気に関する正しい知識と病気の治療や予防手段を学んでいきます。この心理教育を受けるうえで、一番大切な考え方が病識になります。病識は、病気の症状に関して、正しく知っていることです。加えて、病気を自覚できること、治療をきちんと受けることができること、この3点で構成されています。何が症状であるかがわかれば、体調や気分が安定している時期とそうでない時期がわかってくるので、とても大切なことです。また、病気に関する正しい知識を持っていないと、躁状態あるいは軽躁状態にあるときの自分を、あの時はバリバリ仕事ができていて、とてもベストな状態だったと捉えてしまうことがあります。逆に、うつ状態にあるときの自分を、怠けていて情けないと考えてしまいがちです。これでは、体調や気分の浮き沈みに振り回されてしまうことになります。その結果、躁状態の高揚感を抑える薬は、飲みたくないという考えにつながることもあるので注意が必要です。そして、正しい知識を持って、体調をモニタリングすることも治療の一環です。症状が改善している、あるいは、悪化する、このきっかけがわかるようになると安定した体調や気分の状態を維持することが可能になります。双極性障害の場合、躁状態、通常期、うつ状態をぐるぐると繰り返していくことになるので、躁やうつが切り替わるタイミングなどを把握しておくことが大事です。そのため、薬物療法だけでなく、心理教育も治療では大事な役割を果たしています。

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